京都旅日記①京都市京セラ美術館「ボテロ展 ふくよかな魔法」

お出かけ

こんにんちは。

アラフォー独女のMOMOです。(プロフィールはこちら)

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2022年10月某日、5泊6日で京都へ旅をしました。

京都を旅するのは約20年ぶり。

京都といえば、修学旅行で1度は訪れたことがある方も多いのでは?😀

日本有数の観光都市でもある京都。

たぐい稀な伝統と歴史は、世界中の人々を虜にしています。

そんな京都の旅の思い出と魅力を綴る「京都旅日記」です。(数回にわけて連載します

第1回目は京都市京セラ美術館で開催している展覧会

BOTERO ボテロ展 ふくよかな魔法の様子の一部を

撮影が可能だった作品のうち23点の写真を交えてお伝えします。

今回初めて訪れた、京都市京セラ美術館

岡崎公園の一角にある、とてもステキな美術館でした!

フェルナンド・ボテロとは⁉

  • 南米コロンビア出身の芸術家(1932年~)
  • 作品の特徴は、人物・動物・果物など、あらゆるかたちが膨らんでいること
  • 1950年代頃から欧米で高く評価され、今日では現代を代表する芸術家のひとりに数えられている
  • 南米だけでなくヨーロッパ、北米、アジアでも大規模展が開催され、世界各地で人気を博している
御年90歳の芸術家、フェルナンド・ボテロ氏
ボテロ展のパンフレット

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京都市京セラ美術館「ボテロ展 ふくよかな魔法」

京都市京セラ美術館はどんな美術館なの⁉

京都市京セラ美術館とは⁉

  • 1933年(昭和8年)に大礼記念京都美術館(のちに京都市美術館に改名)として開館した京都市左京区岡崎の岡崎公園にある美術館
  • 公立美術館としては東京都美術館に次ぎ日本で二番目に開館した
  • 2020年のリニューアルに伴い京セラが命名権を取得
  • 2020年(令和2年)3月21日の再オープンに先立ち2019年から京都市京セラ美術館Kyoto City KYOCERA Museum of Art)の呼称を用いている

京都市京セラ美術館(旧名:大礼記念京都美術館)第二次世界大戦中も、美術館としての活動を続けました

その建物は公立美術館として日本で現存する最も古い建物です

展示室内ではアールデコ調の昭和モダンな造りを見ることができます。↓

近代的なエントランス↓

「ボテロ展 ふくよかな魔法」の詳細をチェック

  • 会  期:2022年10月8日(土)~2022年12月11日(日)
  • 開館時間:10:00〜18:00(入館は閉館の30分前まで)
  • 観覧料金<土日祝>:一般・大学生1,800円、中学・高校生1,300円 
  • 観覧料金<平 日>:一般・大学生1,700円、中学・高校生1,200円
  • 休 館 日:月曜日(祝日の場合は開館)

※詳細は京都京セラ美術館公式HPでご確認ください

2022年、ボテロ氏の生誕90年の記念すべき年に、ボテロ氏本人の監修のもと

初期から近年までの油彩ならびに水彩・素描作品など全70作品で構成される展覧会。

世界各地で人気を博しているフェルナンド・ボテロ氏の展覧会

日本で開催されるのは26年ぶりです!

※ボテロ展は2022年4月から、東京(Bunkamuraザ・ミュージアム)・愛知(名古屋市美術館)で、すで開催されており、京都市京セラ美術館が最終地となる巡回展です

「ボテロ展 ふくよかな魔法」を写真で紹介

初期作品

1952年、20歳のボテロはコロンビア国内の展覧会で受賞した賞金でヨーロッパに渡り、そこで3年間学びます。

泣く女

  • 1949年 水彩、紙
  • 17歳の頃に描いた作品、すでにボリュームへの関心が見いだせる

バリューカスの少年<ベラスケスにならって>

  • 1959年 油彩、カンヴァス
  • 1950年代初頭、ボテロはマドリードのプラド美術館で目にした17世紀のスペイン絵画に魅了される
  • 特に影響を受けたディエゴ・ベラスケスなどの模写で生計を立てていた時期がある

庭で迷う少女

  • 1959年 油彩、カンヴァス

静物

楽器

  • 1998年 油彩、カンヴァス

1956年のある晩、ボテロはアトリエでマンドリンを描いていたときに、

マンドリンの穴をとても小さく描くと、大きな輪郭と細部とのコントラストが生じ、

楽器がふくらんで見えました。

この時、ボテロは自分の仕事にとって、重要で決定的なことが起こったと感じたのです。

果物のある静物

  • 2000年 油彩、カンヴァス

黄色の花 青の花 赤の花(3点組)

  • 2006年 油彩、カンヴァス

オレンジ

  • 2008年 油彩、カンヴァス

ボテロの様式の特徴でもある、「かたちの官能性とボリュームの強調」

静物画では、それが繰り返し描かれています

信仰の世界

ヴァチカンのバスルーム

  • 2006年 油彩、カンヴァス

ボテロの全ての作品において、青年時代の記憶が創作活動の主題となっています。

宗教的なテーマへの関心は、聖職者の世界とそこにあるかたち、色彩、衣装、

そしてその造形的で詩的な側面を絵画的に探究するためのものであり、

ボテロはユーモアと風刺をもって人物にアプローチしています。

聖ゲルトルード

  • 2014年 油彩、カンヴァス

守護天使

  • 2015年 油彩、カンヴァス
  • 眠っているのがボテロ自身で、付き添うはずの守護天使が中心に描かれた風変りな構図の作品

ラテンアメリカの世界

寡婦

  • 1997年 油彩、カンヴァス
  • 無表情な顔をした寡婦。夫を亡くし、子供たちの世話と家事に追われる女の悲哀が描かれている

1956年、23歳のボテロはメキシコ芸術に出会ったことがターニングポイントになります。

自らのルーツや故郷コロンビアでの子ども時代の記憶にまなざしを向け、自作の中心的テーマとするようになったのです。

同時にメキシコ芸術の大胆な色使いもボテロを触発し、彼の画面を色鮮やかなものへと変容させたのです。

カーニヴァル

  • 2016年 油彩、カンヴァス
  • 町の縁日やカーニヴァルは常にボテロの作品の中心にあった
  • 大衆的なものを引き合いに出しつつ、西洋や南米の古い図像を示唆できたのである

公園のカップル(ドローイングと水彩)

  • 2019年 鉛筆、水彩、カンヴァス

サーカス

  • 2007年 油彩、カンヴァス

2006年、ボテロはメキシコ南部のシワタネホの訪問中、ラテンアメリカのサーカスに出会いました。

悲しみを内に秘めた人物と、その計り知れない詩的な味わいやかたちと色の造形性が、彼を驚かせました。

楽士たち

  • 2008年 油彩、カンヴァス

変容する名画

1952年に初めて欧州へ渡航して以来、ボテロは、ベラスケス、ピエロ・デラ・フランチェスカ、ヤン・ファン・エイク、アングルなど、

美術史における主要な芸術家たちへ造形的なオマージュを数多く捧げてきました。

ルーベンスと妻

  • 2005年 油彩、カンヴァス

マリー=アントワネット(ヴィジェ・ルブランにならって)

  • 2005年 油彩、カンヴァス

過去の巨匠たちの名作を基にした一連の作品では、ボテロ独自の様式により他の芸術家たちの作品を全く異なるものへと変容させています。

ベラスケスにならって

  • 2006年 油彩、カンヴァス

クラーナハにならって

  • 2016年 油彩、カンヴァス

モナ・リザの横顔

  • 2020年 油彩、カンヴァス

「芸術とは、同じことであっても、異なる方法で表す可能性である」というボテロの言葉を、強く思い起こさせるシリーズです。

おわりに(山田五郎さんのYouTubeチャンネル)

約20年ぶりの京都訪問。

念願だった京都市京セラ美術館に初めて訪れることができました。

運よく26年ぶりに開催されたボテロ展や、同館のコレクション展を鑑賞でき

とても満足のいく1日となりました。

ご興味のある方は京都市京セラ美術館を、ぜひ訪れてみてください。😀

美術評論家の山田五郎さんのYouTubeチャンネルでも、今回のボテロ展とコラボした動画がアップされています

もっと詳しく知りたい方は下記の動画がおススメです。↓☺

ここまでお読みいただいてありがとうございます。

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