【母親が嫌いな娘の本音】同居する40代娘と70代母の微妙な関係

人間関係・体験談

こんにんちは。

アラフォー独女のMOMOです。(プロフィールはこちら)

* * * * *

このブログを読んでくださる皆さんは

「自分の母親が好きですか?」

かくゆう私は、30代の半ば過ぎから母の行動に疑問を持ち始め、

40歳を過ぎた頃から母親との関係がギクシャクし始めました。

この問いを自身に問うてみるなら、私は「好きではない…」と答えるでしょう。

30代の頃、「母親が嫌い」とか「母親が憎い」といった感情が芽生えだした自分に、罪悪感を抱いた頃がありました。

ですが今はそう思う自分の感情を、自然な成り行きとして受け止めています。

一方で、40代になった今でも母と同居しなければいけない現状に、息苦しさも感じています。

私がこの記事を書いてみようと思ったのは、母との関係を周囲の人に相談したことがきっかけでした。

周囲の反応の大多数は、私の予想に反して…

え!実は私も母とあまり上手くいってないの…

私だけじゃなかったんだ!!

母の依存心が強くて、どう付き合うか悩んでいるのよ

子供の頃から母親が嫌いで、今も実家に帰るのが苦痛

だけどその事を夫に理解してもらえなくて辛い…

などなど。状況や環境はそれぞれ違えど、

周囲の女性(30代~50代)の多くが、実母との関係に悩んでいたのです。

それは母親と同居している・いないに関わらず、結婚して自身も母になり別世帯を持つ母娘の間にも存在する共通の悩みだったのです。

その事実は、私に大きな安堵をもたらしました。

最近ではタレントの青木さやかさんや作家の村山由佳さんなど、実母との不仲や葛藤を公表する著名人の方も増えてきました。

青木さやかさんと村山由佳さんの対談はこちら⇒婦人公論.jp

村山由佳さんの本の紹介はこちら⇒本の感想「放蕩記」作家・村山由佳さんの半自伝的小説 母親を愛せない娘

青木さやかさんの本の紹介はこちら⇒本の紹介「母」青木さやかさんのエッセイ 実母との確執と最期の別れ

「毒親」という言葉が浸透したことで、親を愛せない事実が以前よりオープンに語られるようになった気がします。

今回は「母親が嫌い」という非常にネガティブな話題です。

ですが、実は多くの女性が抱えている悩みである母と娘の関係について

70代の母と同居する、40代の私の個人的なケースを書いてみようと思います。

この記事を読んで「自分だけではない」と少しでも楽になれる方がいれば嬉しいです♪

母娘の関係は多種多様でいろんなケースがりますが、その中のひとつの例としてお読みいただければ幸いです☺

続編はこちら↓

幼い私に父親の悪口を聞かせ続けた母

私は自分の母を「毒親」とは言い切れないでいます。

幼少期に母から否定されたり、支配されていると感じたことはないからです。

現在の母は社交的で友人も多く、娘の私に依存することもありません。

しかし子育て中で、まだ若かった頃の母は違いました。

仕事で家を空けることが多く、女グセも悪い亭主(私の父)を持ち苦労した母は、本来の明るさを失っていたように思います。

その頃の母のストレスのはけ口は、まだ幼かった娘の私でした。

物心がついたばかりの幼い私に、母は父の悪口や女性関係を赤裸々に話して聞かせました。

そしてそれは私が成長するまで続きました。

私は父からそれなりの愛情を感じて育ったのですが、一方で母から父親の悪口を聞かせ続けられたことで、

父と素直に向き合うことができなくなり、それは現在でも続いています。

母の愚痴を聞くことが私の役割だ」と幼な心に感じていた私ですが…

年齢を重ねるごとに、そんな母の過去の言動が理解できなくなってきました。

なぜ母は父の女性関係や悪口を、まだ幼い娘に聞かせ続けたのだろう?

当時は母の母も存命中だったし、他に愚痴を聞いてくれる大人は周りに沢山いたはずなのに…

幼い子供にとって、自分の親を否定されるということは自分の存在を否定されることに似ています。

それが片方の親からでも子供の心には確実に影響を与えます。

過去に自分のしたことが娘を傷つけていたと、微塵も想像できない無神経な母に対して

30代をとうに過ぎた頃になって「母への憎しみ」となって、私の心に芽生えたのです。

娘を同化しようとする母の呪縛から逃れた30代

母は幼い私に父親の悪口を聞かせ続けることで「自分の味方を作る」ことに一見、成功したようでした。

事実、私は30歳を過ぎるまで母に疑念を持つこともなく、常に母の味方であり続けたからです。

母は娘の私を同化し、娘は自分の分身と思っているようでした。

母は自分の分身である娘の私が、

娘が自分の労苦を共に背負い、自分と同じ考えを持つことは当然だ

と考えているフシがありました。

私がその事に気がつく、大きなきっかけがありました。

私のプロフィール欄にも書いたように、私は両親の事業の失敗により30代前半で多額の借金を背負うことになりました。

私には男の兄弟が何人かいますが、様々な事情から娘の私が一手に引き受けることになったのです。

その時の母の態度から、私はようやく母親に対して疑念を持ち始めたのです。

母は息子たちには苦労を掛けたくないと親心をみせる一方で、

娘の私が母の苦労を引き受ける事は当然だと考えている事にハッキリ気がついたからです。

それからの私は、とても長い時間をかけあなたと私は別人格の人間だ

という事を、母に理解させる戦いが始まりました。

何度もぶつかり合い、近づいたり離れたりを繰り返しながら

母は「娘が自分とは全く別の人間」だということを多少は理解したように思います。

それでも母は自分の行動を悔いたり、娘の私に対する罪悪感は一切持っていません。

息子たちの前では「良き母」でい続ける母と私の孤独

先にも述べたように私は男兄弟の中で育ったため、母にとっての娘は私1人です。

母は娘の私には幼い頃から、息子たちの前では見せない姿を晒し続けてきました。

しかし母は息子たちの前では、今でも良い母親を演じています。

そのため私以外の兄弟たちは、いくつになっても母を慕っているようです。

ですから「母が嫌い」「母が憎い」と思う私の心を理解してくれる兄弟はいません。

むしろ家族のなかで母を愛せない私の存在は浮いています。

母と私が平和に同居していたことで、安心して自分たちの生活を送っていた男の兄弟たちは、

母と私の不仲が表面化したことで、なす術もなくこの不穏な実家の雰囲気に、ただただ戸惑っているようです。

皆さんの周りの男性陣はどうでしょうか?

孤独を癒してくれるものは家の外にあった

家族のなかで孤立し、孤独な心を紛らわしてくれる存在はいつも家の外にありました。

例えば、打ち込める趣味だったり、共感しあえる友人たちの存在です。

冒頭にも書いたように、母との関係を友人たちに吐露したときに

思いがけないほどの多くの共感と「実は私もそうなの!」という話を聞いたことで、

私は大きな安心感を得られました。

そして外国人の年上の友人といろんな話をするうちに、

家族や夫婦の問題は国籍を問わず、世界中のどの家庭にも起きていると知りました。

しかし日本で家族の問題をオープンに話すことは、いまだにタブーとされる傾向が強いのではないでしょうか?

ですが誰かと話して「自分だけではない」と知ることは心に余裕を与えます。

たとえ家族のなかで孤立しても、外の世界には多くの理解者がいるのです。

家族という濃い関係性に縛られるより、心地よい距離感がある他人との関係は、

互いに理解しあい、慰めあうことができるのかもしれません。

続編はこちら→【続・母親が嫌いな娘の本音】家庭内別居で距離を置く40代娘と70代母の関係の変化

おわりに(現在の母との関係)

今回この記事を書くにあたり…

こんな個人的な母親との問題を書いて、需要なんてあるのかな?

読む人によっては不快になるかもしれない内容なので、迷いました。😅

ですが家族との問題を抱え、誰にも言えず必死に隠している人や、そんな自分に罪悪感を抱いている人の中に

このブログを読んで少しでも楽になる人がいればいいな、と思って記事にしました。

現在も私と母との同居生活は続いていますが、決して仲は良くありません。

互いにぶつかり合う事を避け、できる限り距離を置く生活をしています。

こちらの記事でもふれたように母と私は同居しながら食事も洗濯も完全に別の生活を送っています。)

ですがそのことに対して私は罪悪感を持っていませんし、無理して母と仲良くしようと思っていません。

「たとえ親子でも人格はまるで違うし、たまたま気が合わない人を母に持っただけ」

そんな風に考えることで、私は少しだけ生きやすくなったように思います。

と、同時に母に親であることの期待を捨て

「母もまた一人の未熟な人間」

と認識することで、母を愛せない自分をも受け入れることができたのです。

これからも母との関係は近づいたり離れたりを繰り返していくと思います。

ですが、母との関係に囚われるばかりではなく、外の世界にも目を向けながら、

その時々で自分の心を労り、日々に希望をもち続けたいと考えています。☺

人間関係についての記事はこちら↓

村山由佳さんと青木さやかさんの本の紹介はこちら↓

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ここまでお読みいただいてありがとうございます。

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