こんにんちは。
40代独女のMOMOです。(プロフィールはこちら)
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今から約2年前の2023年春、40代半ばで転職をしました。
40代半ばで転職してから3年目の春。
ある日突然、上司から人事異動を命じられました。

4月から本部に異動しないか?その方があなたの力を発揮できるよ
組織の本部での仕事にもともと興味があった私には、願ってもない話でした。
が、しかし…念願だった本部への異動を果たした私は、今まで経験したことがないような
メンタル不調に陥ってしまったのです。
結果的には異動から半年近くが経過した今は環境や仕事に慣れ、心身の不調を乗り越えることができました。
今回は転職後3年目に陥ったキャパオーバーによるメンタル不調と、
そこから立ち直るまでの体験談を当時を振り返りながら書いております。

新しい環境や仕事に馴染めず、ストレスを感じている方の参考になれば嬉しいです
40代の転職活動の体験談はこちら↓


転職後3年目の人事異動
まるで「転職した」ような人事異動
事業所の総務部から本部の総務部に異動したのですが、その業務内容は全く異なっていました。
業務だけでなく勤務地も異なり、それまで関わったことがない人達と新たな人間関係を築く必要がありました。
「まるで転職したみたいだな…」
異動初日、菓子折りを持参し新しく同僚となる方々の前で挨拶をしながら、
2年前に転職した当時のことを思い出していました。

嬉しいはずの変化がとんでもないことに…
かくして初めて経験する業務と人間関係の中に飛び込んだ私。
忙しい年度末の異動ということもあり、初日から慌ただしい日々がスタートしました。
十分な引継ぎもない繁忙期の真っただ中の職場に、異動することになった経験をお持ちの方も案外多いのでは?
自分の業務を全く理解できないまま、矢のように降って来る仕事の山に恐れおののいてしまうような日々。
急激な環境の変化や仕事の重圧と不安で、異動してすぐに夜眠れくなりました。
睡眠不足が1カ月も続いた頃、はっきりとメンタルにも支障をきたすようなったのです。
メンタル不調になったときのこと
すべてがコントロール不能な日々
転職や異動などで新しい環境や業務に慣れるまで、ある程度時間がかかります。
周囲も「徐々に仕事になれてもらえればOK」という場合は良いのですが、今回の異動では
すぐに前任者と同じ質と量の仕事をこなせるだろうと思われていたんですね。
私もそれに答えようと自分が一体何をしているのかも理解できないまま、
次から次へと場当たり的に業務をこなす日々が続きました。
山のような仕事と追いつかない自分の理解。
全てがコントロール不能で頭の中にモヤがかかっているような状態に陥り、
論理的な思考や判断ができなくなってしまったのです。
「分からないことはいつでも聞いて」という言葉の限界
異動先の上司や同僚は決して意地悪ではありませんでした。
引継ぎ期間がほとんどなく苦労していた私に…

分からないことがあったら、遠慮せずいつでも聞いてくださいね
と優しい言葉もかけてもらえていましたし、私も実際にたくさん質問していました。
ですが「分からないことが2つ3つある」状況とは違い、
こちらは「全てのことが分からない」のです。
繁忙期で忙しそうにしている上司や同僚に、全てのことを聞かないと分からないことに
申し訳なさを感じるようになり、そのことが大きなストレスになっていきました。

キャパオーバーでメンタルを病んでいく
大きなストレスと不安を四六時中抱くようになり、職場にいると息苦しくうまく呼吸ができないようになりました。
不安で十分な睡眠が取れない夜が続きました。

このままではマズい…私はいま明らかにキャパオーバーを起こしている…
自分のメンタルが壊れていくのを感じながらも、しばらくはムリをして仕事を続けていました。
そうしてある日突然「限界」を迎えたのです。
メンタル不調を乗り越えたきっかけ
心の「警告音」に従い、仕事を休んでみた
その日いつものように朝を迎えた私は、なぜか涙が止まりませんでした。
「どうしても仕事に行きなくない」
「これ以上続けたら私は完全に壊れてしまう」
一睡もできない朦朧とした意識の中、自分の心から警告音が鳴っているよう気がしました。
その日は思い切って仕事を休むことにしたのです。
とにかく何も考えないで眠ること。
まずは心身を回復することだけを優先しました。

上司に自分の状態をありのまま伝えた
翌日出勤した私は、自分の状態をありのまま上司に伝えました。
うまく呼吸ができず夜眠れなくなってしまったこと。
心療内科を受診して相談しようと考えているとこ。
なにも理解できないまま仕事をしていることにストレスを感じていること。
元来、私は自分の状態や感情を人にうまく説明すことが苦手でした。
完全に限界を迎えるまで我慢してしまう癖があり、周囲を驚かせるようなこともありました。
しかしこの時ばかりは、異動してからの自分の状態を周囲に伝えなければいけないと強く感じたのです。
業務内容を減らしてもらえ余裕が生まれた
上司は私の話に真摯に向き合ってくれました。
引継ぎが十分でなかったことも、業務量が私のキャパをオーバーしていることも理解してくれたのです。
すぐに私の業務量を調整してもらえ、その日から私の負担は軽減されました。
異動してから続いていた残業もしなくていいように取り計らってもえ、定時で帰れるようになりました。
余裕が生まれたことで日々の仕事をひとつずつ理解できるようになり、
徐々にいつもの自分を取り戻すことができたのです。

異動から半年後の現在の状況
異動から半年が過ぎた現在は仕事にも環境にも慣れ、意欲的に仕事に取り組んでいます。
メンタル不調に陥っていた頃は初めて心療内科で相談することも考えたのですが、受診することもなく現在に至っています。
当時を振り返ってみると、ギリギリのところで立ち止まったことが良かったのだと思います。
仕事を休むことに焦りや罪悪感を感じていまいがちですが、
あのとき、たった1日ですが仕事を休んで睡眠をとったことが良かったのだと思います。
当時、私の話を聴いてくれた上司は今でも私が頑張りすぎていないか、時々気にかけてくれています。
おわりに(自分のことを人に伝えるって大切)
今さらですが、自分の考えや状況を人に伝えるって大切だなと実感しました。
お喋りな人や自分の話ばかりする人との会話は疲れるし苦手なのですが、
同時に「よくそんなに自分のことを話せるな~」と感心することもあります。
年齢を重ねるごとに「自分の状況や考えていることを相手に伝える」ことの重要性を感じることが多くなってはいたのですが、
いざその場面に遭遇しても、なかなか上手にできない…
過去にはアサーティブコミュニケーションについて学んだこともあるのですが、
実生活でなかなか活かしきれていませんでした。
生きていると大小の差はあれど、様々な難題が降りかかってきます。
「自分のことを相手に説明し、相手の考えも受け入れる」という技術は、
生きやすくするために必須のアイテムなのかもしれませんね。
ここまでお読み頂いてありがとうございました。
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