【続・母親が嫌いな娘の本音】家庭内別居で距離を置く40代娘と70代母の関係の変化

人間関係・体験談

こんにんちは。

アラフォー独女のMOMOです。(プロフィールはこちら)

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前回、実母に対する葛藤を書いたこちらの記事↓

【母親が嫌いな娘の本音】同居する40代娘と70代母の微妙な関係

とても個人的な母娘間の問題にも関わらず、多くの方にお読み頂いています。

前回の記事でもふれたとおり、実の母との関係に悩んでいる人は案外たくさんいて、

「実の母が嫌いなんて私がおかしいのかも…」と口に出せずに悩んでいる人は多いです。

私も70代の実母への嫌悪感と同居することに息苦しさを感じて、長い間一人で悩んでいました

最初の記事の投稿から1年半が過ぎ、母と私の関係や心境に変化がありました。

結論から言うと、母を嫌いな気持ちが徐々に薄くなってきました。

それは家庭内別居生活で、母と距離を置く生活を続けられたことが大きいと思います。

今回は家庭内別居のメリットや現在の母との関係と心境の変化についてお話します。

かなり個人的な親子間の話ですが、家族間の関係に悩む方のご参考になれば嬉しいです。

40代娘と70代母の家庭内別居

家庭内別居生活をする前の母と娘の関係

家庭内別居を始める前の母との関係はハッキリ言って最悪でした。

当時の私はリビングで母と顔を突き合わせているだけで、無性にイライラしていました

長年の母に対する不満がピークに達し、顔を合わせれば口ケンカをしていました。

精神的にかなり参っていたのですが、誰にも相談できず一人で抱え込むが日々が続き、

ますます意固地になっていく母と私は、そのうち会話もしなくなりました。

「これ以上、母と一緒に暮らすことはできない」

この頃の私は母との別居も考えました。ですが事情があり難しい…

そこで母にある提案をしてみました。

「これからは家にいるときは、できるだけ自分の部屋で過ごしてほしい」

互いに一緒に暮らすことに限界を感じていたので、母もすんなり受け入れてくれました。

ここから母と私の家庭内別居生活がスタートしました。

ひとつ屋根の下で家庭内別居、その生活とは?

生活空間を分ける

母の部屋はもともと別世帯で過ごせるように、バス・トイレ付きの作りになっていました。

テレビ付きの大きなベッドルームと和室もあり、快適に暮らせるスペースがあるのです。

別居はできなかったけど、家の中で別居できる十分な広さがあることに助けられました💦

家庭内別居生活をはじめてからの母は、それまで持て余しがちだった自分の部屋を、

一人で快適に過ごせる空間に、どんどんカスタマイズしていくようになりました。

こうしてひとつ屋根の下で、できるだけ顔を合わせないで暮らせる生活がスタートしました。

食事・掃除・洗濯も別々「ほぼシェアハウス」な生活

家庭内別居生活を機に、可能なかぎり様々なことを個々で行うスタイルに変えました。

イメージは他人同士が一緒に暮らす「シェアハウス」です。

  • 食事…それぞれが食べたいものを自分で作る(買い物も別々)
  • 掃除…自分で使うスペースを各自で掃除する
  • 洗濯…洗濯カゴを分け、自分のものは自分で洗う

キッチンだけ共有していますが、母と私の生活時間がもともと違うので同じ時間にキッチンに立つことはほとんどありません

「他人同士がひとつ屋根の下で暮らしている」という意識を持つことで、

それまでのギスギスした生活を変えたかったのです。

家庭内別居生活のメリットは?

母との家庭内別居生活を始めて約2年になります。

藁をもすがる気持ちでスタートさせた家庭内別居ですが、いざ始めてみると良いことしかありませんでした。

  • 母と同じ空間で過ごす時間が減り、精神的に安定した
  • 距離を置けたことで言い争うことが無くなり、家庭が平和になった
  • 「他人と暮らしている」と思えば、些細なことにイライラしなくなった
  • 親子間の独特の甘えがなくなり、お互いに相手を尊重できるようになった

苦肉の策だった家庭内別居でしたが、意外にも多くのメリットがありました

やってみて本当に楽に過ごせるようになりました

デメリットは今のところ感じていませんが、食費が別々になり経済的負担が少し増えたことでしょうか。

それでも私の場合は、得られるメリットの方がはるかに大きかったです。

母と娘の家庭内別居生活2年、心境の変化

心が安定するようになった

母との関係が最も悪化していた頃は、顔を見るだけで嫌悪感がこみ上げてきました。

しかし家庭内別居で母との接触がへり、私自身の心が安定するようになりました。

心の平和を取り戻し、本来の自分に戻ったような手ごたえを感じました。

「実の母が嫌い」というと罪悪感を抱いてしまいがちですが、心が壊れてしまう前に思い切って距離をとることも、ときには必要なんですね

母を「1人の未熟な人間」と客観的にみられるようになった

家庭内別居生活をとおして客観的に母の言動をながめられるようになりました。

子供の頃から母の言動で傷ついたことや、理解できなかった数々のことが、

「この人も1人の未熟な人間なんだ」

と思えるようになり、「まぁ、仕方ないか…」と受け止められるようになりました。

「許す」とか「許さない」ではなく、母の言動を「仕方ない」と思えたことで

自分自身の気持ちがとても楽になりました

親子でも別人格「理解できなくて当たり前」と思うようになった

母を「親」としてではなく、1人の人間として客観的にみられるようになったことで、

「自分とは違う人間を理解できなくて当たり前なんだ」と考えるようになりました。

親子間に限らず、他人の言動を理解できずに苦しんだ経験は誰しもあるのでは?

しかし、そもそも自分以外の誰かを理解できなくて当たり前なのです。

それがたとえ血の繋がった家族でも、同じことなのかもしれません。

嫌悪感が徐々に薄くなり、母を労わる気持ちが戻ってきた

以前の私と母は決して仲の悪い親子ではありませんでした。

私が30代半ば頃から、それまで漠然と感じていた母へのわだかまりをはっきり認識したことで、

母に対する疑念や不満がつのり、関係が悪化していきました。

しかし2年間の家庭内別居生活をへて、母に対する嫌悪感が徐々に薄まってきました。

以前のように母を労わる気持ちが戻ってきて、大きな嵐が過ぎ去ったような気がします。

無理をして一緒に居続けるより、思い切って母と距離を置いて良かったです

おわりに(母と娘。同性の家族だからこその難しさ)

家族など近い関係だからこそ、他人なら気にならないことが気になることがあります。

親子や夫婦など身内との関係は気兼ねなく甘えられる反面、ときには遠慮がなくなってしまう…

とくに血の繋がった母娘の関係は「同性だから」という甘えがあり、

気楽な反面、異性の家族よりこじれやすい面があります。

私が母との関係をブログに書いた最初のきっかけも、実の母親との関係に問題を抱えている人が予想以上に多かったことでした。

最初の記事はこちら→【母親が嫌いな娘の本音】同居する40代娘と70代母の微妙な関係

実の母を愛せないことを口にできずにいる人は案外多いのです。

この記事を読んでくださる方の中にも、周りに言えずに悩んでいる方がいらっしゃるかもしれません。

私も以前はその一人でした。

ですが思い切って周囲に打ち明けたときに、自分だけの問題ではないと知り、

その事実は私に大きな安堵をもたらしてくれました。

ここまで私のごく個人的な体験をご紹介しましたが、同じように実母との関係に悩む方のご参考になれば嬉しいです。☺

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ここまでお読みいただいてありがとうございます。

よろしければまたお立ち寄りください♪

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