マンガで学ぶ英語「ペルセポリス」マルジャン・サトラピ 異文化とイランの歴史

語学学習

こんにんちは。

40代独女のMOMOです。(プロフィールはこちら)

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マルジャン・サトラピさんのマンガ『ペルセポリス (Persepolis)』のご紹介です。

「ペルセポリス」ってどんなマンガなの?

「ペルセポリス」はイランで生まれ育ち、「イラン革命」を経験した著者、マルジャン・サトラピの自伝的マンガです

著者のマルジャン・サトラピさん

マルジャン・サトラピとは?

  • イラン北部、ラシュト出身のフランスの漫画家、イラストレーター
  • 進歩的な上流階級の家庭に育ち、少女時代に当時のパーレビ国王の失脚とイラン革命、そしてイラン・イラク戦争を、技術者の父らと共に市民の側から目撃した
  • フランスに亡命しイランでの幼少期とヨーロッパでの少女時代を描いた自伝的作品『ペルセポリス (Persepolis)』で世界的な名声を得た

Wikipediaより

世界各国で翻訳され出版されているマンガ『ペルセポリス (Persepolis)』

日本語でも翻訳され出版されていますが、勉強を兼ねてあえて英語版を読んでいます。

英語版『ペルセポリス (Persepolis)』には、こんなメリットがあることに気がつきました↓

  • TOEICでは出てこない英単語が出てくるので、ボキャブラリーが広がる
  • 日本人には馴染みがうすいイスラム文化やイランの歴史を学べる
  • 日本の漫画とはタッチが違う外国のマンガで勉強できる

今回はマンガで英語を学びながら、同時に異文化ともふれあえる

英語版『ペルセポリス (Persepolis)』のご紹介です

※下記に日本語版マンガ「ペルセポリス」のリンクもあります

ペルセポリス (Persepolis)

ペルセポリスはどんなマンガ?

激動の時代のイランで育った著者の自伝的マンガ

イランで生まれ育ち、世俗的・親米的な王政からイスラム国家への転換である「イラン革命」を経験した少女マルジ(=作者)の自伝的作品です。王政につながる彼女の親戚には投獄された人も複数いて、知人が捕まって処刑された話も出てきます。日本の感覚からするとびっくりするような話も多い

これも学習マンガだ!藤本由香里さま(明治大学国際日本学部教授)の推薦コメントより抜粋

イラン革命により学校教育や価値観が大きく変化した激動の時代のイランで育った少女マルジ

著者の経験をもとに、内側からみたイランが描かれている作品です

映画化にもなったペルセポリス (Persepolis)

ペルセポリス (Persepolis)は2007年にフランスの長編アニメとして映画化されています。

第60回カンヌ国際映画祭審査員賞を受賞し、第80回アカデミー賞の長編アニメ映画賞にノミネートされました。

映画「ペルセポリス」は日本でも2007年12月に公開されています

映画「ペルセポリス」のDVDはこちらで購入できます↓

マンガ『ペルセポリス (Persepolis)』で学ぶメリット

イスラムやイランの歴史や文化を学べる

1978年のテヘランに住む9歳の少女マルジ。

イラン革命の前までは自由な校風で好きな洋服を着ていましたが、

革命後、女性は全身を覆うヘジャブを着用することを義務づけられます。

日本では馴染みがうすい、イスラム教、歴史、文化などさまざまな要素が盛り込まれています。

反政府主義者として投獄されていたアヌーシュおじさんが解放され、マルジは彼からさまざまなことを教えてもらういます。

日本人の感覚からすると想像もできないような出来事が描かれおり、ちょっと驚くことも💦

イランや中東の歴史や文化って知らないことが多かったのですが、

ペルセポリスは異文化を学びながら、リアルなイランを知ることができます

日本の漫画とはひと味ちがう外国のマンガ

『ペルセポリス (Persepolis)』はモノクロのマンガです。

著者のマルジャン・サトラピはフランスのストラスブールの美術学校でイラストレーションを学び、

その後、本格的に漫画家としての活動を始めています。

同じモノクロのマンガでも日本の漫画とはひと味違います。

  • コマ割りが日本の漫画に比べると規則性があり単一(昔の日本の漫画っぽい?)
  • キャラクターのイラストが独特(日本の漫画のキャラクターに比べると表情が乏しい)
  • 背景が日本の漫画ほど細かく描かれていない(黒くベタ塗りされていたり、白いままのコマが多い)

右から左にストーリーが展開していく日本の漫画とは違い

左から右にストーリーが描かれているのも海外のマンガならではです

英単語のボキャブラリーがひろがる

過去にTOEICの勉強で必死に英単語を覚えた経験がある私ですが、

『ペルセポリス (Persepolis)』では今まで出会ったことがない単語が固有名詞も含めてたくさん出てきます。

宗教的な単語や、中東や周辺諸国の文化や政治、指導者に関する固有名詞が次から次へと登場します。

「物語を理解するために、そのつど単語の意味や背景を調べる」ことが必要になり、

最初は面倒で挫折しそうになりました…

が、途中からイランや中東の文化も同時に学んでいることに気づき、やる気を取り戻しました。😅

英語で世界中の人と関わりたい方には、単語のボキャブラリーがひろがる本です

いろんな国の歴史や背景を知っておくとコミュニケーションにも役立ちますね

英語版マンガ「ペルセポリス」はこちらで購入できます↓

日本版マンガ「ペルセポリス」はこちらで購入できます↓

おわりに

私が英語版マンガ『ペルセポリス (Persepolis)』と出会ったきっかけは、

外国人の友人が、この本をプレゼントしてくれたことです。

友人は中東の出身ではありませんが、中東の食べ物(フムスとか)の話をしているときに

「日本人にとって中東って馴染みがうすいんだよね~」

というような発言をした私に、それならば、と友人がこの本を私にプレゼントしてくれました。

「マンガなら英語でも読めるかも~♪」と気楽に読みすすめたのですが、これがそんなに甘くなかった。🤣

マンガにはその国の歴史や文化、背景が詰まっていることを知り、

その国を理解するうえでマンガはとても有意義なのだ気がついたのです。

ドラえもんやナルトなど数多くの日本の漫画が翻訳され、世界中の人々に読まれていることも

本当の日本の文化を海外に伝える大きな役割を果たしているのかもしれませんね。

あらためてマンガの偉大さを思う今日この頃です。

中東料理の「フムス」の記事はこちら↓

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