こんにちは。
ブログ初心者のアラフォー独女のブログです。 (プロフィールはこちら。)
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今回は本のご紹介です。📖
数カ月前に読んだこの本を、何気なくTwitterにアップしたところ「いいね」を押してくれる方が多かったので、再読して記事にまとめました。
- タイトル SOLO TIME「ひとりぼっち」こそが最強の生存戦略である
- 著 者 名越 康文
- 出 版 社 夜間飛行
- ページ数 247ページ
私がこの本を手にとったきっかけは、
YouTubeの「ゲームさんぽ」の名越康文先生の回が面白いよ!
と、友人がすすめてくれたことがきっかけです。
このYouTubeで著者の名越康文さんを知り、この本を手に取りました。
(後ほどこちらのYouTubeチャンネルもご紹介します。☺)
この強烈な本のタイトルから
「ひとりぼっちサイコー!」的な内容なのかな?と思いきや…
この本は決してひとりぼっちを礼賛しているわけではありません。
この本では人間関係の中で知らず知らずのうちに疲弊してしまった心を取り戻すには、
所属する群れから離れて「ひとりぼっちの時間」(ソロタイム)が必要だといっています。
いつもひとりぼっちでいようね!というのではなく、ひとりになって人間関係から離れた時間をもつことで、もっと楽に生きられるよ。というのが私なりの解釈です。
第1講~6講からなるこの本の中から、私がとくに印象にのこった部分をご紹介します
この本はこんな人におすすめです。
- ひとりぼっちでいることに孤独を感じている人
- 日々の人間関係に疲れている人
- 集団や所属する群れから離れることが怖い人
目次をクリックすると気になる箇所だけお読みいただけます↓☺
SOLO TIME「ひとりぼっち」こそが最強の生存戦略である
著者 名越 康文さんについて
名越 康文(なごし やすふみ)さんてどんな人?
- 1960年、奈良県生まれ
- 精神科医(専門は思春期精神医学、精神療法)
精神科救急病棟の設立、責任者を経て、現在はTV・ラジオをコメンテーター、映画評論家、マンガ分析など様々な分野でも活躍中。
名越先生のYouTubeチャンネルでは、ゲーム実況や漫画のキャラクターの心理分析も人気だよ
最初に名越先生を知るきっかけになったYouTube「ゲームさんぽ」はこちら↓
こちらの動画はちょっとヘビーな内容なので、お時間と心の余裕があるときにおすすめです。☺
構成は大まかに第1~6講に分かれています
- 第1講 あなたは群れの中で生きている
- 第2講 本当の自分の人生の見つけ方
- 第3講 自分の心に打ち勝つ
- 第4講 身体に秘められた知恵と出会う
- 第5講 人生を変える習慣の力
- 第6講 もう一度、人と出会う
この本の内容は大まかに第1講~6講の構成で、それぞれ8~15個の小テーマがあります。
各小テーマは3~5ページくらい
ちょっとしたスキマ時間に気になる箇所をサクッと読めるところもgood!
この本でとくに印象に残ったところはココ!
第1講~6講のうち、私の印象に残った第1講・第3講・第4講の中から、特に心にささった部分だけをピックアップしてご紹介します。
第1講 あなたは群れの中で生きている
「人間関係が人生のすべて」は現代人特有の不幸?
- 上司を怒らせないように
- 友人グループから外れないように
- 恋人とケンカしないように
私たちは日々、人間関係を維持するために多大な労力を費やしています。
もちろん周囲の人と良好な関係を保つことは大切なことです。
しかしそれは人生の目的ではありません。
「人間関係が人生のすべて」になることが、現代人特有の不幸を生み出している
これは名越先生が、精神科医として多くの人と接するなかで得られた結論として書かれています。
「ひとりぼっちの時間」(ソロタイム) はなぜ必要?
日常生活の中で、ふと、ぽっかり穴があいたような虚しさを感じる
私たちは家族・友人・仕事といった人間関係のなかで知らず知らずのうちに疲弊してしまっていることがあります。
たしかに毎日同じ人間関係の中にいると、煮詰まってしまうことがありますね
そんなときは…
「ひとりぼっちの時間」(ソロタイム)を過ごす
具体的には一週間のうちにほんの数時間でもいいから「1人で過ごす時間」を確保する
- 喫茶店やカフェで一時間ほど本を読む
- 近所をふらりと、目的を持たずに散歩してみる
- 一人旅に出掛ける
誰も自分を知らない場所に訪れ、1人で静かにゆったり時間を過ごす
それだけで不思議とふっと、気持ちが楽になり、胸の奥の虚しさが消え、少し前向きな意欲が湧いてくることがあります。
「群れの中で生きる自分」を客観的に見つめ直す
私たちの行動の多くは所属する群れの価値観や習慣によって、無意識のうちに大きな影響を受けています。
行動の多くは個人の自由な意思より、群れのルールに従っています。
仕事・友人・恋人・家族など、日頃の人間関係や役割から切り離された時間を過ごす
このことで「群れの中で生きる自分」の姿を客観的に見つめなおすことができるのです。
お昼休みに同僚から離れて1人でゆっくり本を読んでいると、心が軽くなっていることがあります!
群れの中での居場所を確たるものにするために、自分の身体や心を消耗させてしまっては本末転倒
「ひとりぼっちの時間」(ソロタイム)を過ごすことで、自分が群れからの期待に過剰に応えようとしていないか見つめなおす(気づく)ことが大切だと書かれています。
「人生の活力は群れの外で充電する」
私たちはお金を失うことよりも所属(会社、家族、友人)を失うことを恐れています。
しかし「群れへの依存心」を捨てて初めて、人間関係のストレスから解放されて明るくさわやかな状態が訪れます
⇒「群れの中で過ごすストレス」から解放される
「群れの内側で失われた人生の活力は、群れの外で充電する 」
- 普段自分が過ごしている環境から離れないと、群れの疲れは癒すことはできない
「誰かになぐさめてもらう」
- 自分の心の隙間を他人に埋めてもらおうとする試みは、必ずといっていいほど失敗する
これは私にも思い当たるフシがあります ↑
つい誰かに甘えてしまいたくなりますが、結局は自分で自分の心の整理をしないと前向きなれなかったかも…
「ひとりぼっち=淋しい」ではなく、ひとりぼっちで過ごす時間こそが人間関係で疲弊した身体と心を癒すのかな
第3講 自分の心に打ち勝つ
「暗い気分で下す決断は百パーセント間違っている」
転職や起業、家族や生まれ育った国からの旅立ち
人生には、長年なじんできた群れから離れ、旅立たなければならない決断をすることがあります。
一時的に群れの人間関係から距離をとり、心を落ち着けてから判断をする
- 人生を大きく左右するような決断をする時には、自分の心が暗く澱んでいないかということを、しっかりとたしかめておく
「大切な選択ほど、落ち着いて、平常心で選ぶ」
この拍子抜けするほど当たり前ことが大切だとこの本では書かれています。
私は「暗い気分で下す決断は百パーセント間違っている」というタイトルを読んだだけでもギクリとしてしまいました💦
ストレスで「もうどうでもいいや!」という精神状態になっていることに気付いたら…
「今は判断をしてはいけない時だ」と冷静になって心を落ち着けるだけでもいいのかな?
私たちは決して「他人を変える」ことはできない
暗い気持ちに囚われている時の私たちは、無意識のうちに、自分を悪い状況に追い込んだ「犯人探し」を始めます。
- なんであの人はわかってくれないんだ!
- どうしてこいつは努力をしないんだろう?
- この人はもっとこうするべきだ!
これは耳が痛い😵
たしかにストレスの多くは自分のこんな気持ちから生まれているのかも💦
私たちは往々にして自分が何をやるか、ということよりも
「どうやって他人の行動を変えるか」ということに関心を奪われてしまいがちです。
しかしこの本では…
「あなたにできることは、あなたが努力し、じぶんでコントロールできることだけ」
つまり私たちがやるべきことは
「今、自分が向き合うべきタスク(課題)は何か」と問いかけることが大切だと書かれています。
「タスクを切り分ける」
- 自分が取り組むべきことと、相手が取り組むべきことを、区別する
たしかにそうですね
相手を変えようとしてイライラしてしまった経験は1度や2度ではないかも…
「自分にできることは自分を変えることだけ」そう思うだけでも、相手に過剰な期待をしてイライラしたり、落ち込んだりすることが少なくなるのかもしれませんね。☺
第4講 身体に秘められた知恵と出会う
十秒×十回呼吸で心を落ち着ける
苦手な人を前にしたとき、身体がこわばってしまったり、力んだりすることはありませんか?
この本では「心と体が一体である」といいます。
心のバランスを崩している人は、身体の一部に、余計な緊張が生じています。
この本では身体に生じた緊張を取り除くための仏教の瞑想における「数息観(すそくかん)」と呼ばれるテクニックを使ったエクササイズを紹介しています。
エクササイズ 数息観のテクニック
- 背筋を伸ばして椅子に座る
- 十秒かけて息を吐き、自然に鼻から息を吸う
- 呼吸の数を数えながら、十回繰り返す
- 姿勢を整えてしっかり息を吐くことは、身体を通して心を落ち着ける基本のテクニック
- デスクワークを長時間続けて、集中力が落ちてきた時にも効果的
私はこの本を読んでから、昼休みにできるだけこの呼吸法をやっています
午前中の疲れがリセットされる感覚があっていいかも!
おわりに
以上この本を読んで、とくに私の印象に残ったところだけ抜粋してご紹介させていただきました。
もとから1人の時間がないとダメなタイプだったけど、改めて1人の時間の大切さがわかったよ
この記事を読んでくださっている方の中には「ひとりぼっちは苦手」という方もいらっしゃるかもしれません。
もちろん、「誰かと一緒にいる方が楽しい!」と感じることは悪いことではありません。
だけどもし、いつも誰かと一緒にいることで疲れ切ってしまっていたら…
群れから離れて「ひとりぼっちの時間」(ソロタイム)を過ごしてみてはいかがでしょうか?
この本には今回紹介した他にも、たくさんの興味深いことが書かれています。
きっと読む人によって、心に響くところも違うのでしょう。
本を読むことによって、今の自分に必要な何かが見つかるかもしれません。📖
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